LPIC ファイル操作まわり その2
mount, umountコマンド
言うまでもなし。
mount [オプション]
mount [オプション] デバイス名 mountポイント
オプション無しだと現在のマウント状況が表示される。
# mount
/dev/mapper/VolGroup-lv_root on / type ext4 (rw)
proc on /proc type proc (rw)
sysfs on /sys type sysfs (rw)
devpts on /dev/pts type devpts (rw,gid=5,mode=620)
tmpfs on /dev/shm type tmpfs (rw,rootcontext="system_u:object_r:tmpfs_t:s0")
/dev/sda1 on /boot type ext4 (rw)
none on /proc/sys/fs/binfmt_misc type binfmt_misc (rw)
オプション | 説明 |
---|---|
-a | fstabに記述されているファイルシステムをすべてマウントする |
-t ファイルシステム名 | ファイルシステムを指定する |
-o | マウントオプションを指定する。 |
umount [オプション]
umount [オプション] デバイス名/マウントポイント
オプション | 説明 |
---|---|
-a | /etc/mtabに記述されているファイルシステムをすべてアンマウントする。 |
-t ファイルシステム名 | 指定した種類のファイルシステムだけをアンマウントする。 |
クオータの制限
ハードリミット
- 利用できる最大ディスク容量。ハードリミットに達すると、それ以上ファイルを書き込む ことができなくなる。
ソフトリミット
- 容量制限の警告を発するタイミングがソフトリミット。ソフトリミットに達してもファイ ルの書き込みはできるが、ソフトリミット超過状態一定期間経過後書き込み不能になる。
クオータの適応
まず/etc/fstabのマウントオプションにusrquotaを追記する。グループの場合はgrpquota を追記。
その上で一度umount,mountを行う。
次にマウントしたファイルシステムの最上位ディレクトリにaquota.userを作成し、root のみのアクセス権を与える。 quotacheck コマンドでデータベースを初期化する。 # quotacheck /home
quotaonコマンドでクォータを有効にする。
edquotaコマンドでユーザごとのクォータを設定する。設定できたらrepquotaコマンドで確 認。
クォータ管理
quotaコマンドでディスクの使用量とクォータの状況を表示する。 ユーザ名を指定しない場合は自身のクォータ状況を表示する。
quota [-u/-g] [オプション] [ユーザ名/グループ名]
quotacheck コマンドでファイルシステムを調べてディスクの使用量をチェックし、デー タベースファイルaquota.user,aquota,groupに記録する。
quotacheck [オプション] ファイルシステム名
quotacheck [オプション] -a (/etc/fstabに従い、ファイルシステムのチェックを行う)
ファイル配置
Linuxにおけるファイルシステムないのレイアウトは、FHS(Filesystem Hierarchy
Standard)として標準化が進められている。
ルートファイルシステムに含まなければならないディレクトリは
/bin./sbin,/etc,/dev,/lib
以下主なサブディレクトリと忘れがちなディレクトリ
/opt
パッケージ管理の仕組みを利用してプログラムがインストールされるディレクトリ。
/var/cache
manコマンドで表示するために整形したデータなど、一時的なキャッシュファイルが配置 される。
/var/lock
アプリケーションが排他制御に使うためのロックファイルが配置される
/var/log
ログファイルが書き出される。
/var/run
システムの状態を示すファイルが配置されている。このファイルをしていしてkillとかで きる。
/usr/bin
ユーザが一般的に使い、システム保守に必要のないコマンドが格納されている。
/usr/sbin
上記の管理者用
/usr/lib
プログラムに必要な共有ライブラリ
/usr/local/
ローカルシステムで必要とされるコマンドやライブラリなどが配置される
/usr/share
システム・アーキテクチャに依存しないファイルが配置される。
/usr/src
find, locate コマンド
よく使うので割愛
updatedb コマンド
locate用にdbを更新する。
which,whereis,tyoeコマンド
割愛