LPIC デバイス周り
デバイス周りについて
IDE
プライマリ・セカンダリ x マスタ・スレイブ ATAPI
SCSI
IDEよりも高価だけど転送速度がはやいので高速性や拡張性が求められるサーバやワークステーションで多く利用されている
SATA
IDEの後継規格。IDEよりも高速で多くのPCで採用されている。
SAS
SATAよりも高速。だけど高価。主にサーバ用途。
USB
言うまでもなし。
デバイスファイル
/dev/hd[abc..]
IDEハードディスク。順番にプライマリマスター、プライマリスレーブ、セカンダリマスター。。。/dev/sd[abc..]
SCSI/SATA/USBハードディスク。/dev/sr0
一番目のCD/DVDドライブ/dev/st0
一番目のテープドライブ
最近では/dev/hdaが/dev/sdaとなっていることがある。
パーティション
基本パティションはディスクに最大四個作れる。/dev/sda1,/dev/sda2,/dev/sda3,/dev/sda4となる。
基本パーティションの1つを拡張パーティションにすることができる。拡張パーティションの中には論理パーティションが格納される。
論理パーティションは拡張パーティションの中に作成されたパーティション。番号付けは/dev/sda5以降となる。
パーティションに分割するメリットは 障害時の影響波及の抑制や原因の早期とくていなど。
fdiskコマンド
パーティションの作成、削除、変更、情報表示などを行う。
# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 8589 MB, 8589934592 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 1044 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk identifier: 0x00005d0b
Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 * 1 64 512000 83 Linux
Partition 1 does not end on cylinder boundary.
/dev/sda2 64 1045 7875584 8e Linux LVM
mkfsコマンド
パーティションを作成しただけでは、まだファイルを保存することはできない。 次にファイルシステムを作成する必要がある。
mkfsコマンドはパーティション上にファイルシステムを作成する。
mkfs [-t ファイルシステムタイプ] [-c] デバイス名
-c
オプションは実行前に不良ブロックを検査する。
ファイルシステムタイプは以下のとおり。指定しないとext2がデフォルトで選択される。
mke2fsコマンド
mke2fs [オプション] デバイスファイル名
オプションは基本的にmkfsと同じ
mkswapコマンド
スワップ領域を作成する。
mkswap デバイス名
dfコマンド
ディスクやフォルダの使用状況を確認
主なオプション
- h: 正確なメガバイト数で表示
- H : 1メガ1,000,000バイトで表示
- k : キロバイトで表示
i : iノードの使用状況を表示
# df -h /dev/sda1 Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda1 485M 53M 407M 12% /boot # df -H /dev/sda1 Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda1 508M 56M 427M 12% /boot # df -Hi /dev/sda1 Filesystem Inodes IUsed IFree IUse% Mounted on /dev/sda1 129k 44 128k 1% /boot # df -k /dev/sda1 Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/sda1 495844 53805 416439 12% /boot
duコマンド
ファイルやディレクトリが占めている容量を表示。